KAWS〔カウズ〕

 

KAWS(カウズ)
1974年11月4日~

本名は、ブライアン・ドネリー。
違法性・匿名性も特徴とするストリートアーティストとしては異例で
本名・素顔が分かっています。

 

90年代初めにグラフィティアーティストとして活動し、
93年から96年まではニューヨークの美術学校
「School of Visual Arts」で学びます。
その後、バス停の広告に描いた作品などを通じて知名度を上げ、
両目が「✕✕」になったキャラクターはいまや世界的に知られる存在です。


記念撮影する人や、作品を持ち帰る人々が出てきたそうです。その人気ぶりに、企業が広告に起用するなどの動きも見られました。


KAWSはDIOR、NIKE等の大手アパレルブランドとも多数コラボレーションしているので、
ファッションに興味のある若い世代からも人気が高いのも特徴です。
2016年にはユニクロとのコラボも開始しましたね。
「アートは分からないけれど、カウズは知ってる!」
なんて方も多いのではないでしょうか。

有名キャラクターのCompanion


カウズといえば「XX」のキャラクター「コンパニオン」が有名です。
一目見てKAWSの作品だとわかりますね。
そんなコンパニオンが巨大な立体作品として世界各地で製作展示されました。

《KAWS :HOLIDAY》というプロジェクト
こちらは2019年3月香港で発表された巨大なコンパニオン。

日本でも2019年7月18日から24日までの約1週間、
富士山の麓に位置する「ふもとっぱらキャンプ場」で開催されました。

そして、2020年コンパニオンはプロジェクトの第5弾に
宇宙飛行士の格好をしたコンパニオンが上空41.5キロメートルまで打ち上げられます。



KAWSの市場的評価

KAWSの作品は現在高値で取引されています。
2019年4月にサザビーズ香港で開催された、
NIGO®の個人コレクションオークション「NIGOLDENEYE® Vol. 1」では
KAWSの《THE KAWS ALBUM》が
1478万4505ドル(約16億4700万円)で落札されました。
これは予想落札価格の約15倍の価格で、
当時の同作家史上1位の落札額となりました。

 同作品が競り落とされる瞬間。


他にもミシュランマンや、セサミストリート、スヌーピーなど、
既存のキャラクターをリメイクしたものが人気を博しています。
KAWSの作品はメディコムトイやフィギュアなどのグッズやポスターにもなっており、
手の届きやすい価格帯でも販売されています。
インスタ映えするフィギュアはSNS上でも大人気で、
InstagramでのKAWSに関する投稿は200万件近くにも上ります。

また、ARでKAWSの彫刻作品が鑑賞できる
「EXPANDED HOLIDAY」というサービスも展開しており、
今後も様々な作品が期待されます。

 国内初の大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」

2021年7月には六本木で大規模個展を開催。
絵画や彫像だけでなく、AR(拡張現実)作品や
インタラクティブ体験ができる作品、
さらに KAWS が保有するプライベートコレクションを合わせた
約 150 点が展示されました。
コロナ禍にもかかわらずグッズの多くは即売り切れ、
レジに並んでお会計まで2時間近く並んだというコメントも。
物凄い熱狂ぶりでした。

 KAWS 公式サイト https://kawsone.com