ANDRÉ COTTAVOZ〔アンドレ・コタボ〕
ANDRÉ COTTAVOZ〔アンドレ・コタボ〕
1922年7月29日~2012年7月8日
単純化したフォルムと、中間色の絵具を厚塗りした筆致で
独特なスタイルを確立した現代具象画家の第一人者。
同時代にリヨン美術学校を卒業したジャン・フサロ、トラフィムスらと共に、
リヨン派新具象を形成し画壇の注目を集めました。
ポール・ヴァレリーの「樹の対話(Dialogue de l’arbre)」など、
数々の著作の挿絵を手掛けるなど幅広く創作活動を行ったことでも有名です。
14歳の頃 彼はローマの店先に飾られたとある風景画に心惹かれ、
それを模倣しようとします。ゴッホの絵の複製画だったそうです。
彼は家に戻り、ナイフを借りて絵を描くようになりますが、
そのやり方は彼の生涯のスタイルとなりました。
塗るというより、彫刻のようにナイフで描き上げた作品は、
どっしりとした圧倒的な存在感を放ち、多くの人々を魅了しました。
【略歴】
1922年 フランス南東部のサン=マルスランに生まれ、リヨン美術学校で学ぶ。
1949年 マントン・ビエンナーレで受賞。フランス政府の奨学金を受ける。
1950年 プリ・ナショナル賞受賞
1953年 フェネオン賞受賞。
2012年 死去
公式HP : http://www.cottavoz.fr/
アンドレ・コタボの作品は コチラ